Android デバイスを CLOMO MDM 管理下から削除する手順を紹介します。
デバイスの初期化を実施する
管理プロファイルにて「データの初期化(工場初期出荷状態に戻す)制御」を設定している場合、デバイス側で初期化できません。
デバイスを初期化したい場合、以下のいずれかの方法で初期化をおこなってください。
- 「管理プロファイル」の「データの初期化制限」を解除し、デバイス側で初期化する。
- CLOMO PANEL から「デバイスの初期化」コマンドを実行する。
「データ初期化」を制限しない管理プロファイルを適用する
手順1:「データ初期化」を制限しない管理プロファイルを作成する
1. 「Mobile Device Management」から「Android」を選択します。
2. 「新規管理プロファイルを作成」を選択します。
3. プロファイルの設定にて「デバイス制御」項目の「データの初期化(工場初期出荷状態に戻す)制御」を「制限しない」に設定します。
4. 「保存」します。
手順2:制限設定をインストールする
プロファイルをデバイスにインストールします。インストールは手動で個別に適用、または組織、全体への自動適用ができます。以下のページから該当の手順を確認してください。
CLOMO PANEL から「デバイスの初期化」コマンドを実行する
1. 「Devices」タブを選択し、初期化したいデバイスを選択します。
2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。
Android デバイスの場合、「初期化と同時に消去するデータ」を選択します。選択すると、初期化時に SD カードの内容とファクトリーリセットプロテクションデータ※もフォーマットされます。
※ ファクトリーリセットプロテクションデータとは、デバイスの所有者となる Google アカウント情報など、通常の初期化では残ってしまうデータのことです。 Android 6.0 以降の Android Enterprise デバイスでのみ選択、実行が可能です。
3. 「実行」を選択します。
4. コマンド実行画面で「OK」を選択します。
5. 「YES」と入力します。
6. 「デバイスを初期化」を選択します。
7. 「OK」を選択します。
デバイスを削除する
Android Enterprise を利用している場合、CLOMO 管理下から外すためには、以下の手順でデバイス情報の削除が必要です。
※ ワーク・スマート構成を適用しているデバイスは、CLOMO PANEL からデバイスを削除できません。
※ ゼロタッチデバイスをご利用の場合、デバイス削除の操作方法によって挙動が異なります。
- 「デバイスの編集」→「削除」を選択:ゼロタッチポータルからデバイスを削除する。
- 「デバイスを削除する」コマンドの実行:ゼロタッチポータルからデバイスを削除しない。
1. 「Devices」画面にて、管理下から外すデバイス情報を選択します。
2. 「デバイスの編集」を選択します。
3. 「削除」を選択します。
4. 確認画面が表示されたら「OK」を選択します。
デバイス削除後の注意点
Android Enterprise 利用デバイスの再セットアップについて
Android Enterprise でセットアップされたデバイスのみ、デバイスの削除をせずに再セットアップをおこなうと、Devices 画面に新旧2つのデバイスが管理対象デバイスとして表示されます。ライセンスも消費してしまうため、必ずデバイスの削除後に、再セットアップをおこなってください。
Android Enterprise 対象として設定したドメイン内のアカウントについて
CLOMO 管理下にある Fully Managed Device モードのデバイスについて削除をおこなった場合、デバイス上の CLOMO MDM Agent for Android は Fully Managed Device モードではなくなり、アンインストールすることが可能になります。
ただし、Android Enterprise 対象として設定したドメイン内のアカウントは有効のため、Google Play アプリを開くと、Managed Google Play の設定内容が引き続き表示されます。
CLOMO 管理外にある状態での Managed Google Play のご利用はサポートの範囲外です。
お手数ですがデバイスから、該当 Android Enterprise 対象として設定したドメイン内のアカウントを削除してください。
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