いつもあんしんマネージャー NEXT をご利用いただきありがとうございます。
カスタマーサクセス担当の北村と申します。
「他社ではどのような業務アプリが利用されているのか」「それらのアプリをどのように管理しているのか」と気になったことはありませんか。
本コラムでは、多くの企業で利用されている業務アプリをピックアップし、iOS の「アプリ管理設定プロファイル」を利用した設定例をご紹介します。
ぜひ、自社でのデバイス運用の最適化にお役立てください。
目次
「アプリ管理設定プロファイル」とは
アプリ管理設定プロファイルとは、CLOMO MDM からアプリの設定内容を一括で配布・適用できるプロファイルです。
プロファイルを利用することで、アプリの初期認証を自動化したり、利用できるアカウントを制限するなど、業務に合わせた設定や利用ルールをあらかじめ適用することができます。
「アプリ管理設定プロファイル」の詳細については、アプリ管理設定プロファイル作成・編集・複製・削除をご参照ください。
利用条件
アプリ管理設定プロファイルを利用するには、以下の条件を満たしていることが必要です。
- アプリが「Managed App Configuration(iOS)」に対応していること
- 対象のアプリが MDM で管理されており、かつデバイスにインストール済みの状態であること
「アプリ管理設定プロファイル(iOS)」の活用例
例えば、次のようなアプリでご利用できます。
- MDM Agent for iOS
→ 初期セットアップ時の認証入力を省略
詳細はこちら - LINE WORKS
→ CLOMO MDM 管理下のデバイスのみ利用を許可
詳細はこちら - Box for EMM
→ アカウント設定や接続先情報を事前に設定
詳細はこちら
このように、アプリ管理設定プロファイルは様々な業務アプリに対して利用することができます。
では実際に、多くの企業ではどのような業務アプリが利用されているのでしょうか。
ここからは、よく利用されているアプリとあわせて、アプリ管理設定プロファイルでの設定例をご紹介します。
業務でよく利用されているアプリとその設定例
1. Zoom
オンライン会議のツールとして、多くの企業で利用されています。
例として、Zoom アプリ内で Facebook のログインを制限する場合の設定例をご紹介します。
<設定例>
- フィールド1
フィールド名:「DisableFacebookLogin」を入力
種別:「真偽値」を選択
値:「いいえ」を選択
<CLOMO PANEL 上のプロファイル設定画面>

プロファイル適用後は以下のように、 Facebook でのログインが制限されます。
<プロファイル適用後のアプリの画面>

Zoom の詳細な設定項目やフィールドの種類などの情報は、Mass-deploying with preconfigured settings for iOS(外部サイト)をご参照ください。
2. Microsoft 365 アプリ
Word・Excel・PowerPoint などをまとめて利用できるサブスクリプション型のサービスです。
それでは、Microsoft 365 アプリの一例として、Microsoft Excel におけるアカウント追加を制限するアプリ管理設定プロファイルの設定例をご紹介します。
本設定は Microsoft Excel に加え、Microsoft Teams や Microsoft PowerPoint においても同様に適用でき、正常に動作することを確認しています。
<設定例(Microsoft Excel)>
- フィールド1
フィールド名:「IntuneMAMAllowedAccountsOnly」を入力
種別:「文字列」を選択
値:「固定値」を選択し、「 Enabled 」を入力 - フィールド2
フィールド名:「IntuneMAMUPN」を入力
種別:「文字列」を選択
値:「メールアドレス(メイン)」を選択
<CLOMO PANEL 上のプロファイル設定画面>

プロファイル適用後は、許可されたアカウントのみ利用できるよう制限されます。
<プロファイル適用後のアプリの画面>

詳細な設定手順は、【iOS】Microsoft Outlook アプリのアカウントを制限する方法をご参照ください。
3. LINE
メッセージのやり取りや通話ができるコミュニケーションアプリで、社内外の連絡手段として広く利用されています。
なお、LINE アプリについては、現時点(2026年4月)に弊社で確認した限りでは、 Managed App Configuration(iOS)に関する設定項目の存在は確認できませんでした。
4. Adobe Acrobat Reader
PDF の閲覧・印刷や簡単な注釈追加ができ、ビジネスや日常で広く利用されているソフトウェアです。
基本的な閲覧機能は無料で使える一方、編集や変換などの高度な機能は有料版で提供されています。用途に応じて使い分けることができます。
ここでは、Adobe Acrobat Reader における外部サービス連携の制限設定をご紹介します。
設定例①:Dropbox 連携の制限
フィールド名:「allowDropboxToBeTreatedAsManaged」を入力
種別:「真偽値」を選択
値:「いいえ」を選択
<CLOMO PANEL 上のプロファイル設定画面>

プロファイル適用後は以下の通り、Dropbox へのアクセスが制限されます。
<プロファイル適用後のアプリの画面>

設定例②:Google Drive 連携の制限
フィールド名:「allowGoogleDriveToBeTreatedAsManaged」を入力
種別:「真偽値」を選択
値:「いいえ」を選択
<CLOMO PANEL 上のプロファイル設定画面>

プロファイル適用後は以下の通り、Google ドライブ へのアクセスが制限されます。
<プロファイル適用後のアプリの画面>

Adobe Acrobat Reader の詳細な設定項目やフィールドの種類などの情報は、Mobile Acrobat and AppConfig(外部サイト)をご参照ください。
まとめ
今回ご紹介したアプリは、多くの企業で日常的に利用されている身近な業務アプリです。
こうしたアプリも、設定を工夫することで、より安全で効率的な運用につなげることができます。
アプリ管理設定プロファイルを活用しながら、ぜひ自社の運用改善にお役立てください。
今後も、よく利用されるアプリの活用例や運用ノウハウをもとに、皆様の環境改善に役立つ情報をお届けしてまいります。
ご不明点や個別の設定についてのご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。