いつも CLOMO をご利用いただきありがとうございます。
カスタマーサクセス担当の黒谷と申します。
先日(9月25日)リリースされた CLOMO PANEL Ver.1.103.0 にて、iOS および Android デバイスに対して、遠隔から PDF ファイルを直接配信・削除できる機能が新しく追加されました。
これまで、業務マニュアルや社内連絡資料をメールなどで共有しても、「利用者が見落としていた」「ダウンロードを忘れていた」といった理由から、情報の周知徹底に頭を悩ませている管理者様も多かったのではないでしょうか。
本機能の強みは「ユーザーにダウンロードの手間をかけることなく、管理者側から直接デバイスへ最新の PDF を配信できる」点にあります。
これにより、情報の見落としを防止できることに加え、メールアカウントを設定していない店舗の共有デバイスや、ファイル共有アプリが導入できない環境であっても、MDM の仕組みだけで確実な情報展開が可能になります。
本コラムでは、新機能「PDFファイル配布機能」の OS 別の仕様や、業界別おすすめ活用方法をご紹介いたします。
目次
CLOMO の「PDF ファイル配布機能」でできることと OS 別の仕様
本機能を活用することで、管理者が意図したタイミングで確実に対象デバイスへ資料を届けることができ、スムーズな情報展開が可能になります。
PDF ファイルの配信は、CLOMO PANEL の Apps and Books 画面にファイルを登録しておくことで、Devices 画面からの個別デバイスへの配布はもちろん、Apps and Books 画面から特定の組織や全社に対する一括配布も可能です。
詳細な操作手順につきましては、「5.9. PDF ファイルを配布する」 をご参照ください。

△「Apps and Books」画面での一括配信イメージ。事前にこの画面へ PDF を登録しておくことで、特定の組織や全社に対し、OS(iOS / Android)を問わず一括配信が可能です。

△ 「Devices」画面からの iOS デバイスへのコマンド実行イメージ。あらかじめ登録したファイルをプルダウンで選択し、一括配信できます。

△ 「Devices」画面からの Android デバイスへのコマンド実行イメージ。
配信された PDF ファイルの保存先や閲覧方法は、OS によって以下の違いがあります。
配信された PDF の閲覧イメージ

△ iOS デバイスでの閲覧イメージ

△ Android デバイスでの閲覧イメージ
| iOS デバイス | Android デバイス | |
| 保存・閲覧先 | システム標準の「Apple Books」アプリ内に自動で保存・閲覧できます。 | デバイスの内部ストレージ(デフォルトでは Documents/CLOMO/ 配下)に保存されます。 |
| 事前設定 | 制限設定プロファイルで「Apple Books を許可(監視対象のみ)」を許可しておく必要があります。 | ローカルフォルダ内の PDF を開くため、デバイス側に PDF ビューアアプリ(Google PDF Viewer や Adobe Acrobat など)があらかじめインストールされている必要があります。 |
業界別!PDF配布機能のおすすめ活用方法
下記に実践的な活用シーンをご紹介します。
サービス・小売業での活用
多店舗展開をしている場合、各店舗で共有利用するデバイスへ最新のオペレーションマニュアルを一括配信する運用が効果的です。
紙資料の差し替え漏れによる古いルールの常態化を防ぎ、常に本部が意図した最新の接客基準やレジ操作、緊急時の対応フローを全スタッフへ均一に徹底できるため、情報共有の漏れや指導のばらつき防止に繋がります。
官公庁・自治体での活用
情報漏洩対策として、デバイス上での「外部ファイル共有サービス」や「メール」の利用自体を厳しく制限している環境に最適です。
本機能を使って、ペーパーレス会議の資料や外勤用の業務マニュアルなどを デバイスへ直接かつ安全に配信できるため、セキュリティポリシーを維持したまま、スムーズな書類配布と業務効率化を両立できます。
卸売業での活用
社外で活動する営業担当者が使用するデバイスへ、最新の製品カタログや価格表、取扱説明書を一括配信する用途におすすめです。
古い価格表による誤案内などのトラブルを防止し、最新のキャンペーン内容のキャッチアップなど、訪問先でもスムーズな商談・提案を可能にします。
メッセージ通知機能を併用した運用のアドバイス
PDF ファイルはデバイス側へバックグラウンドで保存されるため、ユーザーが配信に気づきにくい場合があります。新しい資料を配信した際は、CLOMO の「メッセージ通知機能」を併用していただく運用がおすすめです。
運用時に確認しておきたい仕様と注意点
最後に、本機能をスムーズにご利用いただくために、管理者が事前に押さえておきたい仕様や制限事項をご案内します。
ファイルサイズと登録上限
1ファイルあたりの容量上限は「10MB」です。また、Apps and Books 画面で保管・登録できるファイル数は最大「10個」までとなります。
ファイルの更新手順(推奨手順)
本機能には同名ファイルによる自動上書きの仕組みがありません。また、管理画面上の保管上限(最大10個)の枠を確実に確保するため、ファイルの改訂時は以下のステップでの運用をおすすめします。
(1)新ファイルの準備
運用時の混乱を防ぐため、ファイル名にバージョン(例:マニュアル_v2.pdf)を付与しておきます。
(2)デバイスから旧ファイルを削除
対象デバイスへ「PDFファイルを削除」コマンドを実行します。(※Apps and Books 画面から組織を指定すると、配下のデバイスから一括削除できて効率的です)
(3)管理画面から旧ファイルを削除
Apps and Books 画面の一覧から旧ファイルを削除し、登録枠を空けます。
(4)新ファイルを登録・配布
Apps and Books 画面に新ファイルをアップロードし、デバイスへ配布コマンドを実行します。
CLOMO PANEL 上での配布状況の確認
Devices 画面の「詳細検索機能」で「PDF ファイル名」を指定すると、該当のファイルが配布されているデバイスを絞り込めます。
また、デバイス情報のエクスポート時「PDFファイル情報」を含めることで、ファイル名や容量などを CSV で出力し、配布状況のリスト化が可能です。
Android デバイスのストレージ容量不足について
Android デバイス側の内部ストレージ容量が不足している場合、エラー通知が出ずにファイルの配布が失敗する挙動となるため、運用時はデバイスの空き容量にご注意ください。
iOS デバイスの場合はエラーログが出力されるため CLOMO PANEL から確認が可能です。
まとめ
今回は、新機能「PDF配布機能」の OS 別仕様や、業界別の活用方法についてご紹介いたしました。
今回ご紹介した活用シーンはあくまで一例です。本機能をご活用いただくことで、情報共有の漏れを防ぎ、確実な情報展開が可能になります。
貴社の業務スタイルやデバイスの利用シーンに合わせて、ぜひベストな運用方法を見つけてみてください。